内科と小児科、どっち? - 新宿駅から近い 口コミの良い内科まとめ

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内科と小児科、どっち?

子供が風邪をひいたときなど、一般的には小児科の病院やクリニックを選びますよね。
しかし子供が中学生くらいの微妙な年齢の場合、「内科の方が良いのでは?」と迷ってしまうこともあるでしょう。
いったい何歳までは小児科で、何歳から内科を選べば良いのでしょうか?

まず小児科の年齢制限についてですが、これは公的に決められた制限は存在しません。
極論を言えば、19歳でも小児科にかかることは不可能ではないのです。
しかし19歳になって小児科に通院する患者さんはほとんどいないですよね。
実際に一つの区切りとされているのは15歳前後となっているのです。
ちょうど中学を卒業するかしないかくらいが、一つの区切りと考えてよいでしょう。

しかし、例外的に高校生になっても小児科に通院した方が良いケースもあります。
それは「幼いころからの持病を継続的に治療していた場合」です。
たとえば「てんかん」という病気が挙げられます。
突発的に発作を起こしてしまう病気ですが、これは子どものころに発症することが多く、多くの場合は子どものうちに治ってしまいます。
これを小児性てんかんと呼ぶのですが、それが難治性の場合は成人しても治癒せずに治療を継続していることの多いのです。
もちろん成人してからも発症する可能性はあります。

てんかんは外科手術によって治療可能なケースもある病気ですが、未だにはっきりとした原因などが解明されていない上に脳の手術になるので非常にハードルが高く、通常は内科的な治療法によって治療されます。
そして発作を起こさないことが、内科的な治療法としては唯一の治療法と言われているのです。
内科的な治療法とはつまり、服薬治療です。
薬を毎日飲んで、薬の成分がどれだけ血中に含まれているか、検査しつつ服用量を考えて行かなければならないのですが、これは子どものころから継続して治療している場合、その担当医が一番把握できていますよね。

故に高校生くらいに成長しても小児科に通うケースもないわけではないのです。
高校生に小児科は恥ずかしく感じてしまうかもしれませんが、それよりも長年付き合ってきた医師に受診することを優先した方が良いこともあるのです。

もちろんてんかん治療をしていたとしても、てんかんではなく風邪をひいて治療を受けたい場合などは内科で良いでしょう。
しかしてんかんのような持病があって、服薬治療をしている場合はどんな薬をどの程度の量、服用しているのかをしっかりと伝える必要があります。
実際に薬を持参するのがおすすめです。